NPO法人日本印刷産業技術標準化推進協議会(印刷協)は印刷の国際規格ISO/TC130の日本における活動を統括運営する国内審議団体です。
印刷は多くの技術を活用して成り立っていますので国際規格に関わる利害関係者の方は多くおられます。新たに開発される規格について当ホームページで紹介しておりますので、関係する規格がある場合は本文の下段に記載の事務局にご照会ください。
ISO/TC130の2018年総会(WGと総会)を2018年10月14日~19日の間に東京で開催いたします。右の写真は会場として予定している機械振興会館です。
日本国内での開催は2007年9月以来の開催となります。実は2011年の秋に開催を計画していました。この開催計画は同年2月にISO/TC130事務局に通知したのですが翌月3月11日午後に東日本大震災が発生して多くの方が亡くなられ被災されました。この状況に鑑み開催を見送りました。
来年2018年に東京で開催されるISO/TC130総会は11年ぶりの開催となります。東京での開催なので全国的にみますと交通至便とはまでは言い難いですが、それでも海外での開催に比べますと会議への出席に伴う費用時間手間が著しく低くなります。関係者みなさまのご出席をお願いいたします。
ISO/TC130の活動はワーキンググループWGごとに担当する分野があり、WG1 委員会は用語、WG2委員会は情報交換、WG3委員会は工程管理と品質管理、WG4委員会は材料とメディア、WG5委員会機械安全、WG10委員会はセキュリティ印刷、WG11委員会は環境影響、WG12委員会は印刷後加工、WG13委員会は認証要件、JWG14は画像の測定評価、JWG15は電子メディアの環境影響を担当しています。
他のISO/TCやIEC/TCと連携して活動しているWGは、WG7はICC(インターナショナル・カラー・コンソーシアム)と活動、WG9はTC42(写真)とISO12640-5の作成を担当、またJWG8はTC42とISO13655の見直しを担当、最近発足したJWG14はISO/IEC JTC1/SC28とプリント品質の測定について連携して担当しています。
最近のISO/TC130活動は、デジタル印刷機の機械安全、印刷物の品質認証や品質規格、印刷の後加工(主には製本)、環境への影響と範囲が広がっています。
印刷協ではこうした状況をふまえて、上記に申し上げましたとおり2018年の秋季国際会議を東京で開催することとしました。今現在、TC130の幹事国と共に開催の準備を進めています。
国内の利害関係者のみなさまへ
印刷の国際規格ISO/TC130に関わる国内利害関係者の方は当該の規格審議を行うISO/TC130国内審議委員会と技術分科会へ出席することが出来ます。詳細は当会の事務局までお問い合わせください。
メール:matsuo@prtstd.jp