ISO/TC130国際会議を東京で開催中(写真報告)

ISO/TC130国際会議を2023年10月30日(月)~11月3日(金)の間、機械振興会館(東京都港区芝公園)で開催中です。17カ国から出席登録があり、16カ国のエキスパートが東京の会場で出席しています。オンライン(ISO的にはバーチャルという言い方になります)で出席されるエキスパートもいますので出席者は写真で見るよりも多くいます。幹事国(中国)が精緻に進めた準備作業と各国のエキスパートの規格策定への熱意と努力に感謝をして、会議の写真を掲載して開催の状況を報告します。

ISO/TC130/JWG7 WG2会議です。JWG7はカラーマネージメントの規格を担当しています。議長役となるコンビナーは米国の方です。

ISO/TC130/WG1会議です。WG1は印刷の規格で使用する用語を担当しています。議長役となるコンビナーは英国の方です。

ISO/TC130/WG2会議です。WG2は印刷データのフォーマットに関わる規格を担当しています。議長役となるコンビナーは米国の方でオンラインで参加する出席者とインターネットの接続状況をチェック中です。

ISO/TC130/WG12会議です。WG12は印刷の後加工の製造工程に関わる規格を担当しています。議長役となるコンビナーは中国の方で今回はオンラインで出席して議事の進行をしています。

ISO/TC130/WG4会議は午後5時スタートです。WG4は材料の規格を担当しています。議長役となるコンビナーは今現在は不在で代行を設けて運営しています。来年、2024年に新しいコンビナーの就任が期待されています。

ISO/TC130/WG5会議です。WG5は印刷機械の安全に関わる規格を担当しています。WG5の出席者は少ないように見えますが、印刷機械の安全規格を担当するWG5は印刷機械メーカーの出席社数が重要です。

ISO/TC130/JWG14会議です。JWG14は画質の評価に関わる規格を担当しているので利害関係者の広がりが大きく多くの国からの出席があります。コンビナーは二人体制で日本の方とオランダの方が担当しています。

ISO/TC130/TF3会議です。TF3はISO/TC130の情報発信にWebサイトを利用すること等を検討しています。議長役となるコンビナーは英国の方です。

ISO/TC130国際会議の昼食について

国際会議での熱い議論(?)を進めるには美味しい食事(昼食)が重要です。お昼になりますとビュッフェ形式の昼食サービスがあります。昼食にはベジタリアンの方やハラル対応の食材も提供されています。(実は本日からです。議事進行を担っていただく女性スタッフの提案で提供する料理を工夫するようにしました。また料理の手前には説明を記しています) 

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オフセット印刷用ブランケットの見直し

現在、オフセット印刷用ブランケットの見直しが提案されています。ISO/TC130国内審議団体である当会(印刷協)は国内の利害関係者であるブランケットのメーカー様(2社)へ見直し案に関する情報提供と対応方法の確認を行いました。その結果、見直しが一つの測定器の試験結果を使用していること等の懸念すべき内容ではあるものの今の時点では積極的な対応は行わないこととなりました。

オフセット印刷用ブランケットを製造するメーカー様は日本国内では上記2社様であると考えておりますが、一方で国内の利害関係者の把握は販売活動を主に参考にしております。したがいまして新たに販売を計画されているメーカー様、メーカー様ではないもののブランケットに関わる研究開発等を展開されている実質は利害関係者に相当する企業様の把握は難しい状況にあります。利害関係者に相当される企業様は図を参照していただき、印刷協へご連絡をお願いいたします。(図はブランケットの表面速度が印刷速度より早い場合の検討事例)

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第11期決算公告を官報に掲載しました

NPO法人である日本印刷産業技術標準化推進協議会は決算公告を公開する必要があり、毎年のこの時期に官報へ掲載をしています。2023年7月12日に掲載されたページの抜粋を示します。

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ISO/TC130国内審議委員会

ISO/TC130国内審議委員会(以下、委員会)は印刷の国際規格(ISO/TC130)へ日本国内の関係者による国際規格を提案(今現在は2件を日本から提案中)すること、関係者の意見等を国際規格の審議に反映させることを主な目的としています。

今秋季は次の国際会議が予定されています。国際会議への対応を検討するISO/TC130国内審議委員会の開催は10月28日(木)を予定しています。

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ISO/TC130国内審議委員会は印刷産業に関わる企業の活動に適った国際規格の審議を行うことを目指して2012年9月に設立されたNPO法人日本印刷産業技術標準化推進協議会(以下、印刷協)が運営を担当しています。

印刷協では印刷産業に関わる企業みなさまのご参加を募ることに努めています。この目的を実現するために、国際規格を目指して審議されている規格案について「国際投票の情報」としてこのホームページに掲載しています。企業の活動に関わる場合(利害関係者)は印刷協にご連絡をお願いいたします。

委員会は国際規格案を審議する場であり、規格案の記述の修正変更また規格値への意見等を述べるたいへん重要な機会です。印刷協は国内の利害関係者の意見等を網羅的に且つ精度よく集約することで委員会の活動内容の充実化を図り、審議中の国際規格に対して日本の意見等を的確に反映していく所存です。

今現在は利害関係者でない企業みなさまであっても印刷の国際規格の情報、国際規格を目指して審議中の規格案の情報は、たいへん有用な情報になります。この機会に印刷協へのご入会をご検討ください。

ご入会については印刷協の事務局までご連絡をお願いいたします。

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ISO/TC130総会(第35回)はWeb形式で開催

ISO/TC130総会(Pメンバーが参加する年次総会で通常は秋季に開催される各WGの最終日に開催が設定されます)2021年11月8日にWeb形式で開催されます。Web形式での開催はISO中央事務局が2021年11月末までのISO会議は全てWeb形式とするガイドラインに沿うものです。開催時間はUTC時間の午前10時から正午、日本時間の午後7時から午後9の開催予定です。8月末時点でのWeb会議への出席登録者数は20名余となっています。今後、開催日が近くなるにしたがい、出席登録者数が増加していくものと見込まれます。

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インラインフィードバックの試験運用を行っています

ISO/TC130国内審議委員会では国内利害関係者の意見集約の作業精度を高めるためにホームページ閲覧者による掲載記事等に直接的にコメントを行う(インラインフィードバック)の試験運用を行っています。

今現在は試験運用の段階です。準備が整いしだい、関係者みなさまにご利用いただける形式で運用させていただく所存です。

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ISO/TC130国内審議委員会の開催について

ISO/TC130国内審議委員会(以下、委員会)を開催(Web形式)しています。この委員会は印刷産業技術の国際規格(ISO/TC130)の国内審議団体であるNPO法人の日本印刷産業技術標準化推進協議会が運営しています。

委員会は日本国内の関係者で構成され定期的な委員会開催と多様な活動を行っています。一方で委員会は印刷産業技術に関して利害関係にある方(産業技術なので印刷会社、印刷機械関連メーカー、印刷材料メーカー)の意見集約にも努めています。

印刷産業技術の国際規格(ISO/TC130)で審議中の規格案はこのホームページの中に掲載しています。利害関係がある場合は日本印刷産業技術標準化推進協議会へご照会ください。

 

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ISO/TC130春季国際会議(作業部会WGの国際会議)

ISO/TC130春季国際会議(作業部会WGの国際会議)は新型コロナの感染拡大を防止することへの対応策としてテレビ会議システム(ZOOMが提供するソフト)で開催されます。元々の開催計画はドイツのベルリン市にあるDIN(ドイツ規格協会)本部ビルでしたがISOから物理的な会合の延期指示が出されて合わせてバーチャル会議の利用が推奨されたためテレビ会議システムを使った会議の開催に変更されています。

テレビ会議システムの案内は...
Invitation Zoom meeting
Date and Time: May 12, 2020 01:00 PM Universal Time UTC(注:UTC=協定世界時)
Topic: ISO/TC 130/WG 4 (2834-1, 23498, 18947-1) 数字は審議中のISO規格の番号
Join from PC, Mac, Linux, iOS or Android: https://iso.zoom.us/XX
pwd=XXX
Password: XXXX
上記のような内容が情報配信システムの登録者または国際エキスパートの登録者に各WGから届きます。

テレビ会議の時間は、会議時間は3時間くらいとすることをISOが推奨していること、当初はドイツでの開催であったこと、更にはドイツでの勤務時間帯をベースにしていることなどから、日本時間の午後8時にスタート、午後10時にスタートというようになっています。

 

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今回のISO/TC130春季国際会議はバーチャル会議のテレビ会議になりますが、秋季の国際会議はフェース・トウ・フェースの普通の会議が計画されています。開催地はオーストラリアのシドニー市です。

 

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ISO/TC130(印刷技術の国際規格)

ISO/TC130(印刷技術の国際規格)は画像と印刷に関わる国際標準の規格を担当しています。ISO/TC130は1986年に創設されたISO(国際規格を制定発行する機関)の技術委員会です。国際規格の審議制定に関わる投票権を持つ国は21カ国、オブザーバーとして24カ国が参加しています。

1990年代は材料に関わる国際規格が多く発行されましたが、2000年に入ってからは品質管理に関わる国際規格が増加、最近は品質管理の運用面に資する実践的な内容の国際規格の開発も行われています。ISO規格は産業技術の分野ごとに整っていますので、例えばISOの品質管理規格に適合する品質管理の社内体制を構築等する場合に当該の産業分野の規格(印刷であればTC130が扱うISO規格)は、たいへん有力なツールとなります。

ISO/TC130の場合、印刷の用途や対象は世界的な観点で広がっていることから、関連する技術用語の公開の準備、印刷に使用するデジタル・データの形式、カラー印刷の品質管理、印刷された画像の品質評価、印刷で使用される印刷版サイズの標準化(印刷版サイズは同じ印刷用紙を印刷する場合でも印刷機メーカーによって異なります)、多数色のインキを使用するカラー印刷の規格等の開発が進行中です。

国際規格は世界レベルの標準として日本の国内で品質管理に利用するのみならず海外でのビジネス展開、とりわけ実務に関わる標準が十分に整っていないケースでは優れた効能が期待できます。

ISO/TC130では国際規格は本来の規格として役立つことに加えて、国際規格を作成している段階の規格案の審議過程での情報、規格で扱う数値の背景、各国の個別事情、市場の実態情報に触れる機会が多くあります。審議過程では検討中の規格案の内容の細部について詳細なディスカッッションが記録作成と同時に行われます。[pdf-embedder url=”http://prtstd.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/ISO_CD_2836_RoC_事例紹介_透かし入り_20191218.pdf”](この事例では印刷インキの物性評価のディスカッションの様子がうかがえます) 参加する各国の利害に関わることが多いために通常のビジネス活動では把握出来ないような情報に触れること機会が多くあります。

ISO/TC130の国際会議の開催は、2020年春季がドイツのベルリン、2020年秋季がオーストラリアのシドニー、2021年秋季に東京で開催されます。

2021年秋季は東京での開催なので出席が海外開催より容易となります。国際会議ならではの情報入手ができます。

ISO/TC130への参加、2021年秋季の東京で開催する国際会議については下記へご連絡ください。(写真は2018年10月の東京のISO/TC130国際会議)

連絡先メールアドレス
tc130jp@prtstd.jp

 

 

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ISO/TC130秋季国際会議の報告(4)

ISO/TC130秋季国際会議(第33回)が米国ユタ州のリーハイ市で2019年10月28日(月)~11月1日(金)の間、アドビ社で開催されています。

国際会議、本日10月31日(木)はWG3が開催されました。ISO/TC130の国際会議では各国代表者が幾つかのWGへ出席するため、〇WGは△WGと並行開催しないという取り決め的なルールがあります。最近このルールが増えていて、WG3の場合は結果として会議開催期間の後半の開催となることが多いです。理由はWG3が扱う中核の規格の一つであるISO12647シリーズが(昔々は全く想定されていなかったと思いますが)金属へのカラー印刷の品質を規格化するといった対象となる技術が広がっていることにあります。

出席者は60名を超えています。

日本からは7名(うち1名はWeb経由の参加)です。

写真の中央が 佐藤ISO/TC130国内審議委員会委員長(東京工芸大学 工学部長)、左から 長尾氏(キヤノン)、瀧澤氏(大日本印刷)、写真の中央の佐藤ISO/TC130国内審議委員会委員長の右が伊東氏(富士ゼロックス)、一番右が佐藤氏(富士フイルム)です。

佐藤ISO/TC130国内審議委員会委員長は明日11月1日(金)午後に開催されるTC130の総会で、2021年の秋にTC130の秋季国際会議を東京で開催するための、開催候補地の挨拶、を行っていただく予定です。


ISO/TC130秋季国際会議の報告は今回で終了いたします。各WGの審議等の状況は出席されたWG主査や委員の方から報告があると思います。

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