ISO/TC130/WG2、WG3、JWG14を11月30日(月)に開催します。今回は秋季国際会議の報告も予定しています。
ISO/TC130/WG2、WG3、JWG14、 11月30日(月)に開催
ISO/TC130/WG11、10月26日(月)に開催
ISO/TC130/WG11(印刷産業における環境影響)を10月26日(月)午後に開催します。今回は、デジタル印刷機の環境影響、印刷物の再利用に関する脱墨の評価方法等について秋季国際会議の事前準備も兼ねる予定です。
印刷後加工、ISO/TC130で国際規格の審議が進行中
印刷後加工(印刷後の製本等のみならず搬送や保管を含みます)に関するISO国際規格の審議が担当するワーキンググループで進行中です。
現在...
ISO/WD19594ページ引っ張り試験の規格(投票期限 10月14日)
ISO/WD16762 搬送・取扱い・保管の規格(投票期限 10月21日)
ISO/FDIS16763 綴じの規格(最終投票FDIS段階)
3件の審議が進行中です。参考資料は下記です。(参考資料は閲覧専用となっております)
WG12_秋季国際会議_情報_HP掲載用_20151002
WG12_秋季国際会議_対応_HP掲載用_20151002
これら3件について国内の利害関係者様のご意見を募っております。利害関係者様でご意見のある方(材料メーカー様、印刷会社様、製本加工会社様)は当方(NPO法人日本印刷産業技術標準化推進協議会)にご連絡をお願いいたします。
ISOWD19301(カラー印刷の品質管理の認証スキーム)
ISO/TC130(印刷のISO国際規格)の第13ワーキング・グループ(WG13)において今現在、カラー印刷の品質管理の認証スキーム規格が審議中です。この規格は来月8月11日に国際投票が実施されます。内容は他の認証規格の印刷向け特定仕様とも言える格好で構成されています。
ISO/TC130で規格化がされるものは従来、印刷に関わる技術や材料に関するものであり、この規格のようなカラー印刷の品質管理を対象とする認証スキームを扱うのは初めてです。規格の核となるスコープ「The scheme aims to ensure that a Colour Quality and Production Management System (referred to as Colour Quality System below) functions effectively within any organisation certified under this scheme to an international colour quality standard. Such standards include the ISO 12647 series of standards and other colour quality standards as may be published by ISO from time to time.」は注目しておきたいです。(下記の本文は閲覧専用の設定となっています。ISOが発行するものは全て著作権があります。閲覧は利害関係者様による利害関係チェック専用です。この目的以外の使用はかたくお断りします)
ISO_WD_19301_TC130N2813_mono
本件、これまでのISO/TC130で規格化が審議されてきたものとはかなり違っていますので利害関係者様についても、従来とは違ってくることが考えられます。利害関係者様(印刷協の会員様以外)は事務局までご連絡をお願いいたします。
印刷用ブランケットの国際規格見直し・日本からの提案について
印刷用ブランケットの国際規格(ISO12636)見直しがISO/TC130/WG4で審議中です。今年5月13日にイタリアで開催されたWG4で見直し作業のスケジュールが議題となり、その結果、見直し案(2014年3月に英国で開催されたWG4で提案された案)と日本からの提案を合わせて検討していくこととなりました。
この検討作業、日本は国内のブランケットメーカー様(4社)が参加(印刷協から参加を要請済み)されます。まずブランケットの特性に関わることから検討をはじめる予定です。
ブランケットメーカーであり且つ見直し案に利害関係がある、けれど検討作業への参加要請を受けていない、検討作業に参加を希望する、というブランケットメーカー様は印刷協にご連絡をお願いいたします。(見直し案の抜粋を掲載しています。閲覧専用の設定です)
Blanket_Makers_Proposal_TC130_WG4_Meeting(London)_20140327
ISO/TC130/WG4 春季国際会議報告
ISO/TC130/WG4春季国際会議(5月13日 イタリアのボローニャ市)の報告です。報告書は会議の出席者の目線で作成しています。既に作成議事録案も公開されていますが会議の雰囲気はこちらの報告書が感じやすいかもしれません。文章表現が拙いので会議の雰囲気をお伝えするため目的でもって期間限定で掲載を試みています。
報告_ISO_TC130_WG04_ボローニャ会議_確定版20150619
ISO/TC130/WG5 6月12日(金)に開催します
ISO/TC130/WG5を6月12日(金)に開催します。今回が先月イタリアのボローニャ市で開催された春季国際会議の報告と今後の対応について国内関係者で審議を行う予定です。
ISO/TC130/WG5デジタル印刷機に関するサブワーキング 6月5日に開催
ISO/TC130/WG5デジタル印刷機に関するサブワーキングを6月5日(金)に開催します。今回は今春季(5月)イタリアで開催されたWG5国際会議の報告と今後の対応について国内関係者で審議を行う予定です。
ISO/TC130春季国際会議、審議の進行についての紹介
ISO/TC139春季国際会議の審議の進行について紹介します。各国の利害関係者の意見集約を反映したISO会議なので審議の進行のベースは、規格案に対する各国からのコメントの審議ですが、コメントを出した当該国がコメントの内容を強く主張する又は他国が反対または賛成する、ということだけではありません。
WGごとに様々です。このことは実際に会議に出席していただいて発言を聞く、発言者の息吹を感じていただくことが一番です。このことを通じて議事録に記載されていることがよりよく理解していただけると思います。(ただし勿論、会議への出席にはお金が掛かります。そこで...)審議の進行に関する報告を出席者された方がWGの議事録も使いながら行うと思いますので、ここで紹介する事例を参考にしていただけれと存じます。
5月14日(木)のWG5の審議の進行ついての紹介です。
添付していますのはISO/DIS12643-2の投票時のコメント一覧の抜粋です。コメント整理番号61(日本のコメント)とコメント整理番号76(ドイツのコメント)を事例として試みました。
sample_from_WG5_spring_meeting_bologna_20150514
番号61は印刷中に発生する「紙粉」への対応に関しての日本のコメントです。紙粉の除去装置の有無ついての日本のコメントに対して、審議の中では賛成や反対ではなく、安全面からどうすれば適切なのかということに焦点となり審議が進行、日本の主張する規定から推奨への変更に対して、除去装置の設置を準備する、ということで纏まりました。
番号76はkeypadの採用についてドイツから説明するというコメントでしたが、ドイツの出席者は説明するよりも寧ろWG5本来の安全という観点でドイツのコメントを解説、その結果ただち採用するのではなくて、将来の課題、という見解を表明していました。
WG5は印刷機械の安全規格を担当していますので、規格に対する各国の利害関係者のコメントは尊重するものの、必ずしも各国のコメントの採否に終始するのみならず、WG5本来の役割も果たすことにも配慮した審議を進めています。
会議に出席していますと、こういった多くの要素を含んだ各国の委員の意見の応酬で審議が進行していきます。
写真の左から福田WG5主査(長岡科学技術大学教授)、五野委員(コニカミノルタ)、唐沢委員(セイコーエプソン)、WG5コンビナーのGeorge Karosas氏、事務局のRoger Starke氏です。
ISO/TC130/WG3春季国際会議
WG3は今回の会議で3つ準備された会議室の最も大きな部屋(50名~90名)を使用しています。本日5月12日(火)は二日目となります。写真は会議は始まる前なので写っている委員は多くないですが実際の会議ではこれより断然多いです。(委員が多くいる時=すなわち会議中は撮影していません)